子どもと親しむ!!日常生活37ブログ 4児の親の子育てライフ

気持ちを理解することで子育てを充実するブログ

子どもの喧嘩よくある3つ喧嘩パターン。

喧嘩と聞くと、やったからやり返すたたき合いなどが

イメージできると思います。攻撃が始まったら、やり合いに

なるのは当然です。その前の理由について書いています。

 

 

喧嘩パターン1「取り合い」

 「おもちゃの取り合い」はどうしてするの?

 

本能の基本は「快」「不快」です。「快」になるための反応が「欲求」です。欲求は〇〇したいです。

 

「取り合い」は欲求の主張です。

 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

主張を通すため威嚇(やーっだ!やだっ!)しますが、辞めてくれません。なので攻撃してしまいます。

 

本能は自然界の犬や猫と似ています。

 

 本能は戦いを避ける!威嚇は戦い「避ける」ための自己防衛です。「避けられない」から攻撃したのです。本当は叩きたくはなかったのです。

 

どうして戦いを避けるため威嚇する?それで引いてくれれば戦わずに「もの」を独占することができるからです。

 

幼い子どもなら、前回記事で「ひな鳥」で書いた通り「本能」として「得よう」と生きるのに必死だからということがわかります。 

kosodate-ikuji.hatenablog.com

 思考感覚がある4歳以降で「取り合い」する「独占」することがあるなら「欲求不満」の表れです。欲が満たされていないので「満たそう」とします。

 

大人だと「思い通りに」したがる人「支配」したがる人は、承認欲が満たされてないことが多いです。強い親に育てられるとこの傾向がでます。

 

例えば、

おーれはジャイアン「お前のものは俺のもの!俺のものは俺のもの!」めちゃ怖っ!ですが「こらっ!!たけし~!!」ジャイアンかあちゃんの前では弱いですね。。家庭では「承認」されない分の「欲求不満」を「独占欲」で「満たそう」とします。

 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

子どもの「欲求不満」に気付いたら、「悪いと思えること」も一度「褒めてみる」取り合いしても責めずに「欲しかったんだよねー」と認めてあげる。「快」が得れなかった「不快感」を理解してあげる。

 

例えば、犬が食べようとしている餌を急に、取り上げたらどうでしょう?

 

「快」を逃して「不快」になるんじゃないか。と欲求が高まります。なので吠えたり場合によっては攻撃的になります。物を取り上げる行為は「欲求不満」になるので気を付けたいですね。

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 喧嘩パターン2「かんしゃく」

 

「わかってほしい」「気持ちが伝わらない」ために、言葉で表現できず、泣いたり怒ったりして相手にぶつけます。兄弟姉妹を見ていると遊びの中で「こうしてほしい」を伝えるのですが、聞いてくれません。

 

つい手が出てしまったりします。喧嘩の状況だけで「殴ったほうが悪い!!」判断すると「ママは全然理解してくれない」と欲求不満になるので「こうしてほしかった」ことをゆっくり聞き出します。本能に生きている子どもには強い振動より、穏やかな振動です。

 

例えば、

 

弟がお菓子分けてくれず、姉がカンシャクを起こしました。つい手を出した姉に弟が泣き「〇〇が叩いたー!」と言ってきます。カンシャクは「こうしてほしかった」です。「親がわかっていても」「どうしたかったのか」聞いてあげる。

 

うんうん、そうだね!

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

しっかり聞いてあげる。その後に「意見」を言うといいです。6歳の子どもだともう分け合うことはできますね!

 

「まだ〇〇は小さいから頂戴!というと全部とられちゃうと思うよ」「半分とか、少しといってみたらどう?」

 

親は「子どもの喧嘩」を判断しないことと、「いい」「悪い」2極分離しないことが客観的に見ることができ「理解」につながります。

 

強い振動は気お付けたいですね

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

吃音とも関係します。強く急かす。いう事を聞かないのですごい怖い思いをさせる。

「言いたいことを言わせない」で聞かず待たず強く怒る。言語感覚の発達に影響がでてきます。

 

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喧嘩パターン3「怒られないために」

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。

責任転嫁、嘘をついて自分のやったことを兄弟や友達がやったことにする。遊んでいたら借りてる本をやぶっちゃった・・

 

「〇〇がやったんだよー」

「違うよ△△だよー」

 

なすり合いの喧嘩です。手が出ます。叩かれたほうも泣きますがなぜか叩いたほうも泣きます。怖いからです。

 

強い「恐れ」は「不快」を継続させます。本能は「不快」に長時間いることはできません。「不快」から抜け出す行動をします。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

体の内部では、「不快」の影響でバランスが崩れるのを避けるため、オキシトシンが分泌されます。優しさ・愛情ホルモンと呼ばれます。

 

「自分に優しく」、「避ける行動」はあって当然の機能なのです。ストイックな大人が多く「逃げるなー!!」「嘘はいけない!!」となりがちですが、逃げ場を全部塞がれたら精神衛生がよくありません。

 

嘘は大人もあります。強く怒ったら「恐れ」から余計に「避ける」ようになります。「避ける」「恐れ」を理解したうえで嫌だったから「こうしてほしかった」ことを伝える。

 

正直に言えたら言えたことを肯定します。。すると「恐れ」より「謝る気持ち」が育ち

恐れからの喧嘩はなくなりますね。

 

まとめ(自己防衛)

 

「不快」には自己防衛が働きます。「快」は欲求です。これが感情です。「直接的ダメージ」を緩和するため、和らげる効果、転嫁する効果など様々です。感情の欲圧は子どもの精神の発達を阻害します。

 

喧嘩は「不快」を避けるための行動だということがわかりますね。また「不快」なことをどう表現していくかの感情表現の学びの場でもあります。理由がわかれば、喧嘩も客観的に見ることができますね。

 

子どもの発達を温かい目で見守りたいですね。

 

 

 

 

子どもは本能で理解し、大人は都合を考える!

 

 

子どもの本能とは

 1歳児が指を吸い「こぅこぅこぅ」寝ながら息を吸ってました。かわいいなぁと動物的だなぁと感じ笑ってしまいました。

 

幼い子ども動物的・・本能で生きているのでそれも納得した瞬間でした。

 

赤ちゃんはどうして大きい声で泣くのか??本能領域で生きているからなんですね。

 

本能は自然界で例えられます。ひな鳥が口を大きく開けて鳴くのは、大きな声で鳴いてるひなほど生き残れる可能性が高いので親鳥は優先して餌を与えますよね。

 

ひな鳥は餌をいっぱい食べ、生き残るために弱いひなを巣から落とします。親鳥も落ちたひな鳥は救いません。厳しい~!!ですね。

 

幼児が兄弟喧嘩や取り合いになるのも、本能なので必死なのです。どちらが「悪い」又は「いい」もなく本能です。

 

では本能って何?

 

本能は感覚機能です。外界から感じたことに即座に反応する神経経路です。原始脳が神経を司ります。基本は「快」か「不快」で反応します。

 

「不快」は自己防衛反応「快」は欲求です。これが感じないと自然界では生きられません

 

「不快」を感じず、状況に留まれば、生死にかかわります。よって「快」より「不快」を避ける性質があります。

 

例えば、天敵がいるのに「不快」を感じて、逃げなければ食べられてしまいます。お腹が空いているのに「快」を求めず、食べなければ死んでしまいます。

 

脳発達で本能領域の原始脳が優先されるか、最低限ないと生きていけないからです。幼児は体が弱いので生きるのに必死なんです。

 

幼児は食物を一人占めしますね。確かに我慢できないのも納得です。

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幼児に大人の都合はわからない

 幼児に〇〇だからいけないよ~!〇〇だから急いでお願い!!これが十分理解できるのは思考感覚が発達してからです。

 

幼児は本能です、感じているのはその空気感で「快」「不快」になります。

 

「もぉー!急いでるって言ってるでしょ!」ポカーンと放心した後「わぁーんわーん」

となったことありませんか?焦っている気持ちわかります。

 

ですが幼児は強い心の振動しか見えません。幼児にはめっちゃ怖いんです。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 

本能神経が活発なのは共感覚機能なのです。これは匂いから色を感じたり、音から触れる柔らかさを感じれたりと振動を感覚機能フルで敏感に感じてしまうのです!!

 

怒っているの表情が黒い渦巻きに見えたりします。

 

野生動物に殺気出して近づいたら、もちろん早々逃げられますね。。共感覚機能が使えて敏感だからです。大人は本能でなく、思考や理性で生きているので、当の昔にこの感覚は失われてます。

 

自然の動物に近づくためには荒い振動でなく穏やかな振動ですね。

 

子どもも同じですね。

 子ども都合50%大人の都合50%の法則!

 4歳~5歳以降思考感覚が身についてから、「前いいっていったのに!!なんでー!!」この言葉が出てきたら「親しむ」から遠ざかってます。

思考感覚がある程度発達すると、ある程度の矛盾は容認できるものです。それは子どもも自身の「うそ」や「屈折」した心と対峙してるからです。

 

仕事でもそうですね。半分自分の言うことを聞いてくれたなら半分は相手のいう事を聞くものです。子どもも同じです。

 

バランスがあまりに大人都合になっている。そんな場合が多いです。

  

大人は忙しいです。仕事の連絡、夕飯作り、そういえば洗濯溜まったっけ。。明日は野外活動だからあの服を用意しないと・・・・「ううっ!あーーーん」「〇〇が叩いたー」これだもん、もう勘弁してーー!!あっ!!子どもの仲裁入ってたら料理こげちゃった。。

 

大人は都合を考えるとタイトルにあります。

 

都合とは時間や用事だけではありません。

 

例えば、アッ!!と子どもがお皿を落とす。イラッとしたら子どもが泣き出した。余計に心が乱れる。「何しとんの!!」

 

お皿が落ちた事に「不快」を感じた。それの意味づけが「相手が悪い」からイラッという感情がおきた。「後で拭かないと、面倒だなぁー」と考えました。

 

子どもはここが納得できません。なのでまた余計なトラブルを起こし「気付いてよー」とサインを出しています。

 

穏やかなときに自分がコップをこぼしたら、すぐ拭きますよね。子どもはよく見てます。都合は可か不可になります。「理解しよう」となると「親しみ」が生まれます。

 

「理解しよう」は自分からです。

 

自分を理解できた分でしか、相手の気持ちを理解できないからです。「 親しむ」ためには「自分の理解」、「相手の理解」両方が必要だからです。

 

自分の理解50%相手を理解50%の法則です。

 

 

 

子どもと親しむ!!子どもは親へこう感じている。


 

親しむとは

 

親しむとを調べると、

「いつも接してなじんでいること」だそうです。

 

子どもとはいつも接していますね。

○○ちゃんのことはなんでもわかる!

 

もちろんなじんでるでしょ!と思います

 

ですが、

 

人は皆、相手に合わせ演じる、様々な顔を持っているのです。

 

例えば、

友達にはテンション高く明るい姿を、

仕事の後輩には、優しく頼れる姿を、

ママ達の集まりではおとなしい姿を、

 

相手に合わせて自分を演じる理由は、

好感を持ってもらうため。

自己防衛のため。

主導権をとるため。

 

様々な理由があります。 

この姿のことをペルソナと言います。

 

家庭ではどうでしょうか? 

家庭ではありのままでしょ!?

 家庭でもペルソナはあるのです。

 

ペルソナはそれが自分の性格だと思い込んでしまうので気付きずらいのです。

 

子どもに対して、「なんで、何度も言ってるのにわからないの!!」

夫に対して、「ほんと合わないなー」

 

と思ったりした事ありませんか?

 

その時は主導権を握りたいので、「正しさ」の押す必要があります。

強い自分を演じている自分が本来の姿でしょうか?

 

 

子どもも思考感覚がつくと、ペルソナを使います。

 

強い親の前では、「聞くふり」を使います。

 

勝てない相手と理解すると、「わかった」ように演じるのです。

 

親は思ったより子どもを理解してないことが多かったりするものです。

 

子どもは自然界では見捨てられたら死を意味します。

 

必死なので子どもは本気です。親の態度をよーくみています。

 

 

「正しさ」の強さを演じるのは、「弱さ」があるからです本能は見逃しません。

 

なので子どもは真似をします。

 

「こうしてほしい」という強い押しやだだをこねて見せます。

 

「弱さ」を見せて、悲しそうな表情をしたり、泣いたりします。

 

そして、親がどういう反応をするのかよく見てて知っています。

 

「お菓子買って~!!」

「ダメっていってるでしょ!」

「やだやだー!!」

 

悲しそうな困った顔をする・・

 

「もう~じゃあ1つだけだからね」

 

はい、お菓子GET!!

 

○○ちゃんのことなんでもわかると思いこんで、実は子どもがペルソナを使い親の態度に合わせ行動していることが多ものです。

 

自分がペルソナを使っているのに気づけないなら、子どもがペルソナを使う訳もわからないですね。

 

なので相手の理解より先に自分の理解が必要になります。

 

なじむを調べると「調和していく」とでてきます。

 

調和するには自分も相手も理解して成り立ちますね。

 

タイトルの親しむとは、

理解し続けようという姿勢を一言で「親しむ」としています。

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大人と子どもの違いを知る

 

 子どもの脳は3歳までに90%できあがると脳科学では言われます。

これは容量として基礎ができあがったことを意味します。

 

後は、どの神経を多く使うかで、12感覚が成長していきます。

5感の他、平衡感覚、熱感覚、思考感覚などです。

 

3歳までの幼い子供は本能的です。

 

生命を維持するための最低限の神経経路を使う脳が優先されるからです。

この脳は原始脳と呼ばれ、脳幹です。

 

脳幹は原始脳として生きるため、生命機能を備えます。

 

「快」と「不快」の瞬間反応です。

 

生命維持の神経が発達終えると、

危険から身を守るたの脳が発達します

 

記憶と「快」「不快」を結びつけます。

これは自己防衛するためです。

この脳の領域のことを情動脳といいます。

 

情動脳が原始脳の「快」「不快」に意味を付けたものが感情です。

 

幼い子どもはよく泣きますね。

「快」「不快」を伝えるために泣きます。

本能的に感じたことを表現をしてます。

 

えーー?と思うかもしれませんが、感情は後から覚えていくのです。

割愛しますが、狼に育てられた少女に人間的感情はあるかどうかです。

 

感情は環境から覚えていきます。

 

身近にいる親の真似をしてその「意味」を理解していきます。

 

もし一切触れ合いを持たなかったら人間的感情が何かわかりません。

 2歳~3歳の「イヤイヤ期」は本能の神経から情動の神経をよく使うようにシフトしていきます。

 

自我が芽生えて相手と自分の違いがわかるようになります。

 

その分、伝えられずカンシャクをしたりしますが・・

大変ですよね。

こちらがキッーー!!となります。

 

3歳~5歳ぐらいはよく同じ真似をしたがりますね。

親と自分の分別ができ、親の感情を学ぶためです。

大好きな親を真似るからもちろん親に似てきます。

 

なので、

よ~く情動を見られちゃってます!!

「へえ~こんなときはこうするんだぁ~」

「こんなことしたら、こう反応するんだ~」

と感じています。

 

脳の報酬系が「快」の成功パターンを知っていきます。

自己防衛システムが「不快」を避けようと様々な感情を知っていきます。

 

「不快」を避けようと嘘をつきだすのもこの時期ですね。

「快」を求め「見て見て~!!」と親の反応を見るのもこの時期ですね。

 

 

 5歳にもなると感情のパターンを知り、

さらに思考感覚が発達していきます。

 

すると感情の矛盾を見るようになります。

 

「こないだこう言ったのに!!なんでー!!」

と反発が多くなるのも、それは成長しているからです。

思考感覚は脳の海馬から過去の記憶の成功パターン、失敗パターンを読み取り整理します。

 

そして、

 

「こうしてみよう」と指示を出します。

子どもが今までにない出来事に、

じーっと見て、一時停止状態になるのもこのためです。

 

子どもの時期に様々な体験をするのがいいのは、

脳の神経経路がよく使われ12感覚が発達するからです。

 

思考感覚と同時に後発的に発達するのが、言語感覚です。

思考で整理したことを体や言葉で表現する感覚です。

 

そして、

「こうすると上手くいくぞ!」

「これをすると嫌な思いをするなぁ」

と行動が徐々にパターン化していきます。

 

このパターンがほぼ定着してしまうのが、12歳までと言われます。

大人は子どもの発達に合わせて親しんでいきたいものです。

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本能、感情、思考発達に合わせる

例えば、

原始脳が活発な幼児の時に、

「それは、〇〇だからいけないよ!!」

幼児は怒ったその表情のみ感じて「不快」のみ感じてしまいます。

 

「よくわからないよー嫌われちゃった」

「やだよ~!」と感じて泣いてしまいます。

 

この時期は世界観が育つ時期なのです。

「感じたこと」がそのまま世界の見え方になるので、強い振動の感情はあまりよくありません。

 

情動脳が活発に働く時は感情を認めてあげます。

「こんなのやだ~」

「嫌いだから食べたくないもん!!」

怒ったそぶりで言うこと聞きません。

 

カッとなる気持ちはわかりますが、感情を学ぶ時期です。

 

強く怒ること「だだこね」「大泣き」で事が動かせると思ってしまいます。

 

それを否定すると、「ママもやってるのに」なぜ?

 

真似したのに怒られると、感情はいけないことと認識します。

 

感情表現が苦手になり、気持ちを我慢するようになります。 

 

このことがわかると、「まずは感情を認める」ことができます。

 

この時期はわざとママが嫌うことをしたりします。

 

それは「嫌な面」「嫌な感情」含めて自分好きになってほしいからです。

 

 

思考感覚が発達して、初めて〇〇だからいけないよ。

ということがしっかりわかってきます。

しかしまだまだ思考感覚の神経を使うのに慣れてません。

 

感情の矛盾や自分の思っていること、相手の行動への葛藤が生じ、繊細な時期です。

「どうして?」「なんでー?」が多くなるのもうなづけます。

思考感覚が育つ時なので、

この前は「だめっ!!」だったのに今日は「いいよ。」

ということに疑問を持つのです。

 

あの時は良かったのに今日はなんでだめなの!?

「ダメ」「いい」は2極分離の考えが定着しやすいです。

原始脳の「快」「不快」を繰り返すことで思慮不足になります。

 

脳で一番カロリーを消費するのは思考のため、もともと楽に物事が解決できたほうがいいのです。

 

ですが、短絡的になり動物的になります。

 

また、思考感覚が発達しないと、

自分で考えることが面倒くさくなり、

他者承認を求めるようになるので気をつけたいものです。

 

子どもだからわからないだろう・・・

ではなく、この時期だからこそ

 

丁寧にわかりやすく伝えることで思考感覚は発達していきます。

 
まとめ

 

 

子どもと親しむためには発達に合わせた接しかたが大事ですね。

親も少しずつ自分を知って、子どものことも少しづつ知っていけば、

日常の生活もまた違ったように見えるものです。

「少しずつ」がいいですよね、プロセスの過程を楽しむのですから、

成長はレンジで「チーン」はい!終わりました!とはいきませんよね。

 

2極分離や他者承認や脳科学、発達心理など難しいと思えますが、

「子どもと接しながら」「楽しむ」ことができれば、

意外とすんなりわかってくるものです。4人も子どもがいると毎日が

ハプニングのようで、それが大変か、楽しんでしまうのも本人次第です。

 

子どものことを想う気持ちは皆共通です。

少しでもお役に立てる情報を配信していきます。

継続可能ライフスタイルで子育てをする

子どもの心を育むために、継続可能なライフスタイルを考える。

 継続可能なライフスタイルと聞いてもよくわからないですね。  

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ライフスタイル

 素敵な人と結婚して子どももできて、住みたい家に住み、

子どもと一緒に遊ぶ時間がたくさんあり、趣味も楽しむ!

そして休暇には海外旅行にも行け、充実した人生を期待して。

 

そんな、

ライフスタイルを想像していたのに。

 

しかし現実は・・・

 

素敵なはずだった人はぐーたらボッチ、

子どもは暴れん坊将軍

趣味、いやいや!無理でしょ?

 

こんなはずじゃなかったのに・・・

 

ちょっと妄想は大げさですが、

思い通りにいかないことは、けっこうありませんか?

  

生活が充実すると、心に余裕ができ仕事や子育てが上手くいくということは

イメージできると思います。

  

良いときもあれば、悪いときも、

突然の出来事がライフスタイルに影響したりします。

 

もし、 

 

仕事ばかりで疲れてしまう。

 

子育てにクタクタになってしまう。

 

時間に追われて自分の時間がとれない。

 

という事なら、

 心にも余裕がなくなってきますね。

 

本当は怒るほどでもないことにカッとしてしまう。やる気がなくなる。家事や子育てが雑になってしまう。

 

そんなときは、自分を知るタイミングなのです。

 

自分を知ること

ライフスタイルに疲れてしまったり、

何かがおかしいと矛盾が起きたときは自分からのメッセージです。

そのメッセージは自分を知るために起きています。

 

自分のことどれぐらい知っているでしょうか?

 

自分の事を理解できると、不思議と子どものことも理解できるようになります。

怒ったり、嬉しかったり、悲しかったり、という感情は心の反応点だからです。

 

 

心の反応をあいまいにするので、自分がわからなくなり、自分が何を

望んでいるのかも曖昧になってしまいます。

 

心の反応は0.2秒で快または不快の

瞬間反応がおき、それに対しての意味づけをします。

ほとんどは過去の経験や体験で感じた意味づけをします。その意味づけの後に起きる2次反応が感情です。

 

たとえば、

 

意味づけが興味なしなら感情は起こりません。

意味づけが大好きなら強く感情が反応します。

 

子どもが大声でなくのもやはり親が大好きで理解してほしいからです。

 

子育てから、仕事から、暮らしから、

 

自分を知ることが持続可能なライフスタイルの始まりです。

 

 

疲れはストレスから?

 子育てすると本当にやることが多く、

部屋は散らかり、喧嘩するわ、だだこねるは、もう精一杯です。

 

しかし、

生活や仕事、子育てに疲れてしまうのは、はたしてそうしたストレスのためでしょうか?よく使う言葉ですよね。

 

ストレスというとあいまいなため、本質を考える必要がないので実は楽なのです。

 

現代はストレス社会といわれますが、

はたして本当なのでしょうか?

 

ストレスという言葉はいつ生まれたのでしょうか?

 

ストレスは悪いことやイヤなことの体の生態反応のことをいうのでしょうか?

 

では疲れてしまうのは不快感が継続的に続くからでしょうか?

 

その不快感の正体をストレスというのでしょうか。

 

ストレスという言葉は意味が明確でないので、自分知ることから遠ざけてしまいます。

 

「ストレスに効く〇〇」

などの商品をみると、なんか良さそうと思うのが人間心理です。

 

臭いものには蓋を!

 

自分のイヤな事、不快感を知るためにストレスという言葉は必要でしょうか。

 

現代はストレス社会というより、自分の気持ちを知ることが大変な社会のような気がします。

 

自分の気持ちにゆっくり目を向けると、

不快に対しての意味付けは自分で選べることに気付けます。

 

持続可能とは、自分の気持ち合った最適化です。

 

心地いい状態を維持し続けることです。

 

そのためには自分をよく知ることが大切になってきます。不快感や無理がずっと続けばいつか、体に影響したり、人間関係の衝突が起きたりと現象がおしえてくれます。

 

本能と感情と思考を分別する

 

 

自分を知るということは、

心を知ることでやはり難しいと思う人もいると思います。しかし感情や思考に惑わされるので難しいと思うのです。

 

感情が働くと、

なんであんなに怒ったのだろう?

まあ、いいか。

 

思考が働くと、

これは非常識なのでは?

この気持ちはなかったことにしよう。

 

など本当の気持ちにごまかしができてしまいます。

 

気持ちはなんでもいいのです。気持ちは人それぞれ違い、それでいいのです。

 

ジェットコースターが心地がいい人もいれば、イヤな人もいます。甘いもので幸せな気持ちになる人もいれば気持ち悪くなる人もいます。

 

心地いい状態。

それは脳の本能領域で行われます。

 

人間の脳には原始的な快、不快で反応してしまう本能領域があります。

まず、本能領域が0.2秒という速さで反応します。

次に、情動領域に情報が伝達されると感情が動きます。

最後にその対処として思考領域が働きます。

 

 

感情や思考にフォーカスすると、

速い直観的な本能のありのままの感じた事は見えづらくなってしまいます。

 

他者承認とは?

 さらに、自分の気持ちを分かりづらくするものがあります。

 

それは、他者承認です。

 

そのライフスタイルを選んだのは

自分の本能が望むライフスタイルですか?

 

自分を知らないと他が望むことをするようになります。他者承認を求めるようなります。

 

自分のことを知らないので自分の判断が怖くなるのです。失敗すること強く恐れるようになります。よって他人がいい、と言うことが、いいと思えてくるのです。

 

子どもでも同じです。

 

 

例えば、

子どもは褒めることが良いとよく言われますが、これは褒め方で変わります。

 

良い点数を取った子どもに、

 

「本当に頭がいいねー!」

 

とほめると他者承認欲が高まり、悪い点を取ったりすることや失敗を恐れるようになります。

 

褒めることは、脳の報酬系が働きドーパミンが分泌され、それは依存性があります。また同じように褒めてほしいが刺激されます。

 

ここまではいいのですが、

良いか悪いかの2極分離で褒めているので、快と不快の本能領域が働きやすく、思考の人間脳は働きづらくなります。

よって短絡的になります。

 

また本能は快より不快を避ける性質があるので、失敗を恐れるようになるのです。

 

「努力あんなにしてたから良い点れたんだねー!」

 

とプロセスを褒めると、

同じくドーパミンはでますが人間脳の思考、自制の脳が働き、自分があんなに頑張ったから良かったのだとフィードバックし、自己承認にシフトするので自信がつきます。自発的になり、積極的になります。

 

他者承認を何度も繰り返し、それを望むようになると、自分が望むことと他人が望むことがゴッチャになります。

 

なので余計、自分を知ることから遠ざかります。

 

なぜゴッチャになるかというと、脳には主語がないからです。

 

他人を褒めれば、自分を褒めたことになり嬉しい気持ちになり、他人を貶せば自己嫌悪になります。これは脳のメカニズムです。

 

 

最後 自分のありかたについて

人は皆、認められたい!!

 

劣等感や優越感を感じるのは他人と自分の比較から、自己承認できていれば感じる必要がありません。

 

自分のやってきたプロセスがあるはずです。それは誰にもまねできません。

 

お金持ちか貧乏か?

利便か不便か?

幸せか不幸か?

善か悪か?

 

 

2極分離の考えは短絡的になり、心が弱体化します。心地いい状態から遠ざかってしまいます。良くないなら悪いしかないからです。悪いと感じた瞬間、本能の不快感が動き疲れてしまうのです。

 

だからこそ、

より自分を知ることです。

  

心の状態はそのまま子どもにも伝わってしまいます。

 

心地いい状態で子どもの成長を見守りたいですね。