子どもと親しむ!!日常生活37ブログ 4児の親の子育てライフ

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子どもと親しむ!!子どもは親へこう感じている。


 

親しむとは

 

親しむとを調べると、

「いつも接してなじんでいること」だそうです。

 

子どもとはいつも接していますね。

○○ちゃんのことはなんでもわかる!

 

もちろんなじんでるでしょ!と思います

 

ですが、

 

人は皆、相手に合わせ演じる、様々な顔を持っているのです。

 

例えば、

友達にはテンション高く明るい姿を、

仕事の後輩には、優しく頼れる姿を、

ママ達の集まりではおとなしい姿を、

 

相手に合わせて自分を演じる理由は、

好感を持ってもらうため。

自己防衛のため。

主導権をとるため。

 

様々な理由があります。 

この姿のことをペルソナと言います。

 

家庭ではどうでしょうか? 

家庭ではありのままでしょ!?

 家庭でもペルソナはあるのです。

 

ペルソナはそれが自分の性格だと思い込んでしまうので気付きずらいのです。

 

子どもに対して、「なんで、何度も言ってるのにわからないの!!」

夫に対して、「ほんと合わないなー」

 

と思ったりした事ありませんか?

 

その時は主導権を握りたいので、「正しさ」の押す必要があります。

強い自分を演じている自分が本来の姿でしょうか?

 

 

子どもも思考感覚がつくと、ペルソナを使います。

 

強い親の前では、「聞くふり」を使います。

 

勝てない相手と理解すると、「わかった」ように演じるのです。

 

親は思ったより子どもを理解してないことが多かったりするものです。

 

子どもは自然界では見捨てられたら死を意味します。

 

必死なので子どもは本気です。親の態度をよーくみています。

 

 

「正しさ」の強さを演じるのは、「弱さ」があるからです本能は見逃しません。

 

なので子どもは真似をします。

 

「こうしてほしい」という強い押しやだだをこねて見せます。

 

「弱さ」を見せて、悲しそうな表情をしたり、泣いたりします。

 

そして、親がどういう反応をするのかよく見てて知っています。

 

「お菓子買って~!!」

「ダメっていってるでしょ!」

「やだやだー!!」

 

悲しそうな困った顔をする・・

 

「もう~じゃあ1つだけだからね」

 

はい、お菓子GET!!

 

○○ちゃんのことなんでもわかると思いこんで、実は子どもがペルソナを使い親の態度に合わせ行動していることが多ものです。

 

自分がペルソナを使っているのに気づけないなら、子どもがペルソナを使う訳もわからないですね。

 

なので相手の理解より先に自分の理解が必要になります。

 

なじむを調べると「調和していく」とでてきます。

 

調和するには自分も相手も理解して成り立ちますね。

 

タイトルの親しむとは、

理解し続けようという姿勢を一言で「親しむ」としています。

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大人と子どもの違いを知る

 

 子どもの脳は3歳までに90%できあがると脳科学では言われます。

これは容量として基礎ができあがったことを意味します。

 

後は、どの神経を多く使うかで、12感覚が成長していきます。

5感の他、平衡感覚、熱感覚、思考感覚などです。

 

3歳までの幼い子供は本能的です。

 

生命を維持するための最低限の神経経路を使う脳が優先されるからです。

この脳は原始脳と呼ばれ、脳幹です。

 

脳幹は原始脳として生きるため、生命機能を備えます。

 

「快」と「不快」の瞬間反応です。

 

生命維持の神経が発達終えると、

危険から身を守るたの脳が発達します

 

記憶と「快」「不快」を結びつけます。

これは自己防衛するためです。

この脳の領域のことを情動脳といいます。

 

情動脳が原始脳の「快」「不快」に意味を付けたものが感情です。

 

幼い子どもはよく泣きますね。

「快」「不快」を伝えるために泣きます。

本能的に感じたことを表現をしてます。

 

えーー?と思うかもしれませんが、感情は後から覚えていくのです。

割愛しますが、狼に育てられた少女に人間的感情はあるかどうかです。

 

感情は環境から覚えていきます。

 

身近にいる親の真似をしてその「意味」を理解していきます。

 

もし一切触れ合いを持たなかったら人間的感情が何かわかりません。

 2歳~3歳の「イヤイヤ期」は本能の神経から情動の神経をよく使うようにシフトしていきます。

 

自我が芽生えて相手と自分の違いがわかるようになります。

 

その分、伝えられずカンシャクをしたりしますが・・

大変ですよね。

こちらがキッーー!!となります。

 

3歳~5歳ぐらいはよく同じ真似をしたがりますね。

親と自分の分別ができ、親の感情を学ぶためです。

大好きな親を真似るからもちろん親に似てきます。

 

なので、

よ~く情動を見られちゃってます!!

「へえ~こんなときはこうするんだぁ~」

「こんなことしたら、こう反応するんだ~」

と感じています。

 

脳の報酬系が「快」の成功パターンを知っていきます。

自己防衛システムが「不快」を避けようと様々な感情を知っていきます。

 

「不快」を避けようと嘘をつきだすのもこの時期ですね。

「快」を求め「見て見て~!!」と親の反応を見るのもこの時期ですね。

 

 

 5歳にもなると感情のパターンを知り、

さらに思考感覚が発達していきます。

 

すると感情の矛盾を見るようになります。

 

「こないだこう言ったのに!!なんでー!!」

と反発が多くなるのも、それは成長しているからです。

思考感覚は脳の海馬から過去の記憶の成功パターン、失敗パターンを読み取り整理します。

 

そして、

 

「こうしてみよう」と指示を出します。

子どもが今までにない出来事に、

じーっと見て、一時停止状態になるのもこのためです。

 

子どもの時期に様々な体験をするのがいいのは、

脳の神経経路がよく使われ12感覚が発達するからです。

 

思考感覚と同時に後発的に発達するのが、言語感覚です。

思考で整理したことを体や言葉で表現する感覚です。

 

そして、

「こうすると上手くいくぞ!」

「これをすると嫌な思いをするなぁ」

と行動が徐々にパターン化していきます。

 

このパターンがほぼ定着してしまうのが、12歳までと言われます。

大人は子どもの発達に合わせて親しんでいきたいものです。

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本能、感情、思考発達に合わせる

例えば、

原始脳が活発な幼児の時に、

「それは、〇〇だからいけないよ!!」

幼児は怒ったその表情のみ感じて「不快」のみ感じてしまいます。

 

「よくわからないよー嫌われちゃった」

「やだよ~!」と感じて泣いてしまいます。

 

この時期は世界観が育つ時期なのです。

「感じたこと」がそのまま世界の見え方になるので、強い振動の感情はあまりよくありません。

 

情動脳が活発に働く時は感情を認めてあげます。

「こんなのやだ~」

「嫌いだから食べたくないもん!!」

怒ったそぶりで言うこと聞きません。

 

カッとなる気持ちはわかりますが、感情を学ぶ時期です。

 

強く怒ること「だだこね」「大泣き」で事が動かせると思ってしまいます。

 

それを否定すると、「ママもやってるのに」なぜ?

 

真似したのに怒られると、感情はいけないことと認識します。

 

感情表現が苦手になり、気持ちを我慢するようになります。 

 

このことがわかると、「まずは感情を認める」ことができます。

 

この時期はわざとママが嫌うことをしたりします。

 

それは「嫌な面」「嫌な感情」含めて自分好きになってほしいからです。

 

 

思考感覚が発達して、初めて〇〇だからいけないよ。

ということがしっかりわかってきます。

しかしまだまだ思考感覚の神経を使うのに慣れてません。

 

感情の矛盾や自分の思っていること、相手の行動への葛藤が生じ、繊細な時期です。

「どうして?」「なんでー?」が多くなるのもうなづけます。

思考感覚が育つ時なので、

この前は「だめっ!!」だったのに今日は「いいよ。」

ということに疑問を持つのです。

 

あの時は良かったのに今日はなんでだめなの!?

「ダメ」「いい」は2極分離の考えが定着しやすいです。

原始脳の「快」「不快」を繰り返すことで思慮不足になります。

 

脳で一番カロリーを消費するのは思考のため、もともと楽に物事が解決できたほうがいいのです。

 

ですが、短絡的になり動物的になります。

 

また、思考感覚が発達しないと、

自分で考えることが面倒くさくなり、

他者承認を求めるようになるので気をつけたいものです。

 

子どもだからわからないだろう・・・

ではなく、この時期だからこそ

 

丁寧にわかりやすく伝えることで思考感覚は発達していきます。

 
まとめ

 

 

子どもと親しむためには発達に合わせた接しかたが大事ですね。

親も少しずつ自分を知って、子どものことも少しづつ知っていけば、

日常の生活もまた違ったように見えるものです。

「少しずつ」がいいですよね、プロセスの過程を楽しむのですから、

成長はレンジで「チーン」はい!終わりました!とはいきませんよね。

 

2極分離や他者承認や脳科学、発達心理など難しいと思えますが、

「子どもと接しながら」「楽しむ」ことができれば、

意外とすんなりわかってくるものです。4人も子どもがいると毎日が

ハプニングのようで、それが大変か、楽しんでしまうのも本人次第です。

 

子どものことを想う気持ちは皆共通です。

少しでもお役に立てる情報を配信していきます。