子どもの喧嘩よくある3つ喧嘩パターン。
喧嘩と聞くと、やったからやり返すたたき合いなどが
イメージできると思います。攻撃が始まったら、やり合いに
なるのは当然です。その前の理由について書いています。
喧嘩パターン1「取り合い」
「おもちゃの取り合い」はどうしてするの?
本能の基本は「快」「不快」です。「快」になるための反応が「欲求」です。欲求は〇〇したいです。
「取り合い」は欲求の主張です。
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主張を通すため威嚇(やーっだ!やだっ!)しますが、辞めてくれません。なので攻撃してしまいます。
本能は自然界の犬や猫と似ています。
本能は戦いを避ける!威嚇は戦い「避ける」ための自己防衛です。「避けられない」から攻撃したのです。本当は叩きたくはなかったのです。
どうして戦いを避けるため威嚇する?それで引いてくれれば戦わずに「もの」を独占することができるからです。
幼い子どもなら、前回記事で「ひな鳥」で書いた通り「本能」として「得よう」と生きるのに必死だからということがわかります。
思考感覚がある4歳以降で「取り合い」する「独占」することがあるなら「欲求不満」の表れです。欲が満たされていないので「満たそう」とします。
大人だと「思い通りに」したがる人「支配」したがる人は、承認欲が満たされてないことが多いです。強い親に育てられるとこの傾向がでます。
例えば、
おーれはジャイアン「お前のものは俺のもの!俺のものは俺のもの!」めちゃ怖っ!ですが「こらっ!!たけし~!!」ジャイアンのかあちゃんの前では弱いですね。。家庭では「承認」されない分の「欲求不満」を「独占欲」で「満たそう」とします。
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子どもの「欲求不満」に気付いたら、「悪いと思えること」も一度「褒めてみる」取り合いしても責めずに「欲しかったんだよねー」と認めてあげる。「快」が得れなかった「不快感」を理解してあげる。
例えば、犬が食べようとしている餌を急に、取り上げたらどうでしょう?
「快」を逃して「不快」になるんじゃないか。と欲求が高まります。なので吠えたり場合によっては攻撃的になります。物を取り上げる行為は「欲求不満」になるので気を付けたいですね。
喧嘩パターン2「かんしゃく」
「わかってほしい」「気持ちが伝わらない」ために、言葉で表現できず、泣いたり怒ったりして相手にぶつけます。兄弟姉妹を見ていると遊びの中で「こうしてほしい」を伝えるのですが、聞いてくれません。
つい手が出てしまったりします。喧嘩の状況だけで「殴ったほうが悪い!!」判断すると「ママは全然理解してくれない」と欲求不満になるので「こうしてほしかった」ことをゆっくり聞き出します。本能に生きている子どもには強い振動より、穏やかな振動です。
例えば、
弟がお菓子分けてくれず、姉がカンシャクを起こしました。つい手を出した姉に弟が泣き「〇〇が叩いたー!」と言ってきます。カンシャクは「こうしてほしかった」です。「親がわかっていても」「どうしたかったのか」聞いてあげる。
うんうん、そうだね!
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しっかり聞いてあげる。その後に「意見」を言うといいです。6歳の子どもだともう分け合うことはできますね!
「まだ〇〇は小さいから頂戴!というと全部とられちゃうと思うよ」「半分とか、少しといってみたらどう?」
親は「子どもの喧嘩」を判断しないことと、「いい」「悪い」2極分離しないことが客観的に見ることができ「理解」につながります。
強い振動は気お付けたいですね
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吃音とも関係します。強く急かす。いう事を聞かないのですごい怖い思いをさせる。
「言いたいことを言わせない」で聞かず待たず強く怒る。言語感覚の発達に影響がでてきます。
喧嘩パターン3「怒られないために」
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責任転嫁、嘘をついて自分のやったことを兄弟や友達がやったことにする。遊んでいたら借りてる本をやぶっちゃった・・
「〇〇がやったんだよー」
「違うよ△△だよー」
なすり合いの喧嘩です。手が出ます。叩かれたほうも泣きますがなぜか叩いたほうも泣きます。怖いからです。
強い「恐れ」は「不快」を継続させます。本能は「不快」に長時間いることはできません。「不快」から抜け出す行動をします。
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体の内部では、「不快」の影響でバランスが崩れるのを避けるため、オキシトシンが分泌されます。優しさ・愛情ホルモンと呼ばれます。
「自分に優しく」、「避ける行動」はあって当然の機能なのです。ストイックな大人が多く「逃げるなー!!」「嘘はいけない!!」となりがちですが、逃げ場を全部塞がれたら精神衛生がよくありません。
嘘は大人もあります。強く怒ったら「恐れ」から余計に「避ける」ようになります。「避ける」「恐れ」を理解したうえで嫌だったから「こうしてほしかった」ことを伝える。
正直に言えたら言えたことを肯定します。。すると「恐れ」より「謝る気持ち」が育ち
恐れからの喧嘩はなくなりますね。
まとめ(自己防衛)
「不快」には自己防衛が働きます。「快」は欲求です。これが感情です。「直接的ダメージ」を緩和するため、和らげる効果、転嫁する効果など様々です。感情の欲圧は子どもの精神の発達を阻害します。
喧嘩は「不快」を避けるための行動だということがわかりますね。また「不快」なことをどう表現していくかの感情表現の学びの場でもあります。理由がわかれば、喧嘩も客観的に見ることができますね。
子どもの発達を温かい目で見守りたいですね。