子どもと親しむ!!日常生活37ブログ 4児の親の子育てライフ

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子どもの「イヤイヤ期」何のためにある?

 

「イヤイヤ期」は「魔の2歳児」とよく言われてますね。

 

「靴を履きたい!」履かせると「いや~!」脱がせようとすると「いやー!!」やろう とすること「ヤダやだ!」の嵐、も~何がしたいの!!

 

自我の芽生えの時期と言われます。「子どもと親しむ」「理解する」ためにも子どもの内側で何が起きているか知りたいですね!

   

今回は、

 

赤ちゃんから2歳の「イヤイヤ期」、4歳頃のファンタジーの世界まで順を追って書いてきます。

 

 

 

 

「オリジナルマインド」

 

 0歳~1歳児

この時期はちょっとトイレに消えただけで「うわぁーん」と泣きませんか?すぐ戻ってくるのがわかりません。それは「ママ」=「自分」本体であると感じているからです。

 

・・・・・?

 

意味わからないですよね。

 

例えば誰も何もない世界で生まれたら「情報」がまったくないので自分はこのような人間だと認識できません。周りの物や他者を知って「自分がある」ことがわかります。

 

ひよこが親鳥の後をてくてく付いていくのは「親」=「自分」だと本気で思っているので早く真似できて、自分に気付いたときにはすぐ「自立」して生きていけます。自然界は厳しいですね。人間なら2歳で旅立ちです。

 

この「自分に気付かず」周りの世界はすべて自分と感じている状態のことを「同一化」といいます。この時期は本能の共感覚機能が敏感で、周りの世界を同一化し柔らかい世界なのか、怖い世界なのか、落ち着かない世界なのか、ゆったり安心できる世界なのか、世の中の「見えかた」の1番基礎ができあがります。

 

この基礎部分をオリジナルマインド(自ら感じる世界観)といいます。

 

 

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「自己の確立」

 2歳~3歳児「イヤイヤ期」

 

自己が確立できるということは簡単にいうと自己像を知っていることです。

 

 

今までは「自己がありません」でしたが、、「分離」し自己像を確立するときに「恐怖」との対峙し不安定になることを「分離不安」といいます。

 

分離不安は夜中に急に大泣きしたり、パニックのような行動でわかります。「イヤイヤ」態度は、「あの時なんでわかってくれなかったの!?」という不満です。

 

では子どもの内側で何が起きてるの?

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「本当の自分」と、「生きるための自分」を分離してます。「生きるための自分」の事を「わたし」とし、自己像を確立する期間なのです。

 

う~~ん、ちょっと説明が難しいですが、簡単にいうと「嫌な人」には「役者になり」スル―して「本当の事」は言わないですよね。相手から自分を守るため「こんなときは」「こんな自分でいよう」と決める期間です。

 

「役者」する自分を「それがわたし」だと確定します。

 

そのため大人になり、

 

本当は何がしたいのか?自分の事よくわからない!という人が多いのも頷けます。

 

「生きるための自分」は自分で自分の身を守る盾のような役割をします。攻撃受け放題だと身が持たないからです。

 

生きるためには危機察知や自己防衛、条件反射など「生命」に直接届いてしまわないようワンクッション置いてます。

 

このワンクッションで「本当の自分」を守ってくれます。〇〇は危ない!こんなときはこう感じたほうが安全!など定義づけした「生きるための自分」は「わたし」として確立します。

 

「生きるための自分」は自我ともいいます。

 

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こうして盾の準備が整うと、オリジナルマインドの世界から新しい相対性の世界へ踏み込んでいきます。

 

「分離」に伴うとてつもない「喪失感」「恐怖」に対する備えができました。

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「世界観を失う」この恐怖がどんなものか?イメージしがたいです。

 

例えば、「来週から記憶が全部なくなり」「新しい世界に移行します」「そのとき強い感情を伴います」「それは地球ではありません」それが現実に刻々と近づいてるとしたら・・・

 

めちゃめちゃ怖いです。

 

まず自分が無くなる感覚に耐えれると思えません。どんな世界なの?強い感情って?不安から恐怖がどんどん拡大します。前日までに気が狂いそうです。

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感がいい人はもう気付いたと思います。  「生」と「死」です。

 

「生」と「死」の間が「恐怖」であり、自然界は「あきらめた」ときが「死」で「意思」が「生」を生み出します。DNAの細胞記憶にプログラムされています。「前進する意思」がないものは沙汰されていきます。

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分離不安の子どもの心境は、

 

「ママと同じ世界をみたい!」

 

「だから待ってて!」

 

「そんなイヤな顔しないで、わかってよ!」

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急に大泣きした時は、「恐怖と戦っている」のです。だから泣き止んだら「おかえり」と言いたいです。

 

「セルフプロモーション」

 3歳~5歳児(自己イメージ・アピール)

 

「分離不安」を乗り越えると自分をイメージで確立していきます。

 

セルフプロモーション期間で「自分の存在」「居場所」を確立する期間でもあります。

 

「自信」や「心の安定感」「向上心」が育つのもこの期間です。

 

「自分は自分」で「ママはママ」を知ったので自分とママの違いを探ろうとしたり、反応を確かめるため「癖や真似をして面白がったり」言い返してきたりとちょっと小生意気になります。

 

「分離」して「自己像は確立」できたものの、「自己像」は認識できても多くの「相対」があるため自分の「居場所」がわかりません。

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慣れ親しんだ小学校から、新しく中学校になったときの感覚のようなものです。戸惑いながら自分に似た友達「居場所」探しをします。

 

しかし家庭では親しかいないので、「分離」して「自己像」を築いたのに「居場所」が

ママだったら本末転倒です。

 

なので「居場所」を身近にあるプリキュアの主人公や仮面ライダーのヒーローの舞台に移し、イメージ・ファンタジーの世界にします。

 

このときは、親との「違い」「比較」を知りたいので「戦いもの」「変身」「魔法」などが好きになります。会話の中でも「どっちが好き?」などの質問が多くなります。

 

「嫌い!」「え?好きじゃなかった?」「んーやっぱ好き!」本音と逆のことを言って「ママの反応」を確認して自分を確認したりもします。

 

この期間に大切なのは、親以外との関わり合いです。

 

なるべく多くの友達や大人の人と関わり経験を積むことで「比較」や「自分を知る」ことができ自己イメージは高まっていきます。

 

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<まとめ>発達に合わせる

 

オリジナルマインド

 

柔らかく温かい環境が「安心できる世界観」を生みます。

 

毎日が強い感情や日常の慌ただしさ「ママ」=「世界観」なので「不安定な世界観」になりやすくますね。

 

自己の確立期

 

「イヤイヤ期」ママと同じ世界に行きたい!だから「恐怖」と向き合ってるよ!この気持ちわかってね!という心境で、「イヤイヤ期」と「分離不安」は別もの。この心境を「理解する」とイヤイヤ態度は軽減する。ことがわかりました。

 

セルフプロモーション

 

様々な友達と大人と関係性を持つことで、自信や向上心、心の安定性が高まります自己アピールから他者との比較を知る時期で、なんでもやらず一歩引いて見守る時期です。「やってみる」ことが大切で「できたこと」より「やったこと」を認めます。